結果発表

テーマ

わが町の昭和

※昭和100年の節目に「あなたの町にある昭和」を作品にしてください。

選考委員:早見 紀章

最優秀賞
カタログギフト5万円分(1名)

作者名:じろうさん 様

作品
お接待
寸評
晩秋の風に揺れる干し柿。
応募作品はそんな季節に撮影された一枚だろう。
旧庄屋の古民家に迎えられるお遍路さんは、温かなもてなしの心に触れ、
ほんのひととき、旅の疲れを忘れる。
そこに流れる時間は、昔も今も変わらない。
歴史を感じる写真に最大限の賞賛を送りたい。

優秀賞
カタログギフト1万分(3名)

作者名
戸塚 喜八 様
作品
止まった時
寸評
時を告げる針の音が、今も静かに店内に響いていそうな情景が見えてきた。
壁に並ぶ時計たちが、昭和の面影を語りかけてくる。
そこには、人々の暮らしと記憶が刻まれて、今なお店長と語り合っているようだ。
後ろから飼い主を見守っている犬も愛らしい。
素敵な昭和を感じる一枚に仕上がっている。

作者名
斉藤 雅彦 様
作品
チンドンの音色響く
寸評
戦後から受け継がれる、富山の「全日本チンドン・コンクール」
街角には懐かしい音色が響き、人々の笑顔とともに郷愁の渦が広がっていく。
撮影者は歪みの少ない中央部と歪む周辺というレンズ特性を活用して、昭和という時を描写によって表現した。
時を超えて奏でられる音楽と周囲の笑顔は、今も心と心を結びつけている。

作者名
はーさん 様
作品
白い参道
寸評
国宝聖天山の参道に舞う白雪。
滅多に積もらぬ雪を踏みしめながら、
小学生たちは笑顔で帰路につく。
手前に被写体を配置して、遠近感を出すことで、静観な雰囲気をより印象づけている。
小さな足の一歩ごとに、冬の喜びが刻まれていく。
上品な一枚に仕上がっているといえるだろう。

佳作
カタログギフト5千円分(5名)

         

  
作品
近所付き合い
寸評
昭和の頃、そこにはほどよい距離感の近所付き合いがあった。
軒先の挨拶や、夕餉の匂いに交じる笑い声。
撮影者はそんな距離感を愛し、昭和を愛しているように感じる。
令和の世にもどこかにある、そんな距離感を愛していきたい。
 
         

  
作品
おたよりないですか?
寸評
出雲市平田町、木綿街道に佇む真っ赤な郵便ポスト。
七五三を迎えたお孫さんの着物姿が溶け込み、
時代を超えて受け継がれる暮らしの温もりが広がっていた。
 
         

  
作品
屋台セレナーデ
寸評
夕暮れどき、昭和から変わらぬ屋台の声が響く。
ふと足を止めて寄り道をすれば、
そこには懐かしさと小さな幸せが待っている。
屋台の喧騒を適切なシャッタースピードで表現している作者の方に賞賛をおくりたい。
 
         

  
作品
棚田の秋
寸評
米騒動に揺れる世相の中、
坂折の棚田では夫婦が黙々と稲を刈っていたとのこと。
風にそよぐ稲穂の音が、騒ぎをよそに
変わらぬ日々の営みを静かに伝えている素敵な一枚に仕上がっている。
 
         

  
作品
神輿と父と僕
寸評
応募作品は昭和三十年頃の町内祭りの一枚ということだが、歴史の教科書にでも出てきそうな作品といえる。
この町内では、担がれているのは、米俵の神輿。
豊穣への願いと暮らしの力強さがにじむ、懐かしい祭礼の光景である。
素敵な歴史を感じる一枚であり、日本人として大事にしていきたい一枚である。
 

特別賞
カタログギフト2万円分(2名)

         

  
作品
片隅で
寸評
住宅街の片隅に佇む古びた消火栓。
昭和から時を重ねた鉄の肌は、令和の時代でも街の記憶を静かに語り継いでいる。作者はこの雰囲気を忠実に表現している。
 
         

  
作品
昭和の三輪自動車
寸評
昭和を彩った自動三輪ミゼット。
「便利な車ミゼット…」とテレビから流れた大村崑や佐々十郎の声が、今も耳に残る。
作者が撮影した作品は懐かしさを感じて撮影した一枚だろう。昭和の時代、一世をふうびしたミゼットは、食彩館で今日も元気に活躍している。
 

ありがとう賞
クオカード(50名)

ご応募いただいた中から抽選で
50名様にクオカード1,000円分をプレゼント

※賞品は11月頃より発送いたします。

※ありがとう賞の当選結果はクオカードの発送をもってかえさせていただきます。

過去の受賞作品のご紹介

2024年 受賞作品

テーマ

わたしの推し

選考委員:早見 紀章

最優秀賞
作品:島のオブジェ
作品
島のオブジェ
作者
伊東 正喜 様

寸評
わたしの推しというテーマで今年もさまざまな作品を拝見することができたが、その中でこれは私も見てみたいと思う景色を選定基準の大きな屋台骨にしました。応募作品「島のオブジェ」はまさにこんな景色があるのなら是非訪れたいと思った作品でした。
アート作品の中に人がまばらに収まっており、背景には佐久島の海が広がっており、背景、その場にいる人物、アート作品全てが調和して一つの作品に仕上がっております。
まさに今年のテーマにふさわしい一枚ですね。

優秀賞
作品:何が聞えるのかな
作品
加古川の夕景
作者
大杉 友彦 様
作品:疾走
作品
疾走
作者
萩谷 廣和 様
作品:雪の参道
作品
雪の参道
作者
仲田 篤司 様
特別賞
作品:日の出を待つ、孫の三姉妹
作品
日の出を待つ、孫の三姉妹
作者
菊ちゃん 様
作品:水滴の世界
作品
水滴の世界
作者
上田 敏子 様
      

2023年 受賞作品

テーマ

自慢の風景

選考委員:早見 紀章

最優秀賞
作品:孤高の桜
作品
孤高の桜
作者
戸塚 喜八 様

寸評
今年の応募作品のレベルは例年以上であり、最優秀賞を決定するにしてもかなり難航した。最後候補が絞れてからも数日悩んでいた。
決定打となったのは、今回のテーマだろう。この作品は紛れもなく、自慢と言える景色だ。きっと近隣では毎年この桜を心待ちにしている方も多いだろう。作者はこの桜と向き合い素晴らしい瞬間を切り取ることに成功した。文句なしの一枚である。

優秀賞
作品:飛梅の舞
作品
飛梅の舞
作者
げん 様
作品:寝釈迦の夜明け
作品
寝釈迦の夜明け
作者
田中 理一 様
作品:春の公園
作品
春の公園
作者
仲田 篤司 様
特別賞
作品:自慢のジャンプ
作品
自慢のジャンプ
作者
木下 保之 様
作品:蔵王の駒草
作品
蔵王の駒草
作者
アサギケンイチ 様

2022年 受賞作品

テーマ

自慢の●●

※●●内は好きな言葉を当てはめてください。

選考委員:早見 紀章

最優秀賞
作品:夕焼けのランナー
作品
夕焼けのランナー
作者
たけきた 様

寸評
自慢とは自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ることを意味します。撮影者は毎年、桜の時期にこの場所を訪れるようで、写っているランナーもまた毎日この道を走っているのでしょう。作品作りに前向きな作者とランナーの姿が重なって見えることがとても印象的であり、構図、シャッターのタイミング、光の光線どれを見ても素晴らしい作品に仕上がっています。これからもこの自慢の場所を大切にしてほしいです。

優秀賞
作品:自慢のパートナー
作品
自慢のパートナー
作者
加藤 恵子 様
作品:自慢の笑顔
作品
自慢の笑顔
作者
堤 佳夫 様
作品:自慢のコラボレーション
作品
自慢のコラボレーション
作者
村上 敏幸 様
特別賞
作品:今も現役
作品
今も現役
作者
浅野 小生 様
作品:私の宝もの
作品
私の宝もの
作者
ゆーみん 様

2021年 受賞作品

テーマ

希望

選考委員:早見 紀章

最優秀賞
作品:ふりそそぐシャワー
作品
ふりそそぐシャワー
作者
まりっぺ 様

寸評
今、私達はコロナという驚異に立ち向かっている。こんな時期に希望を持つことは困難だと感じている人も多いのではないでしょうか。そんな未曾有の危機に直面している状況の中、私たちは希望を持ち続ける必要があると言えます。この応募作品からは我が子に向けられる愛、そして輝く未来を大いに感じさせてくれます。未来に向けて希望を持ち進むことが、大事なんだと感じさせてくれる素晴らしい一枚ですね。

優秀賞
作品:囲炉裏の斜光
作品
囲炉裏の斜光
作者
加藤 豊 様
作品:明日に向って
作品
明日に向って
作者
北川 剛 様
作品:雨乞い
作品
雨乞い
作者
きつねくぼ 様
特別賞
作品:コロナ渦の中で
作品
コロナ渦の中で
作者
ゆうちゃん 様
作品:見て僕、足掴めるようになったよ!
作品
見て僕、足掴めるようになったよ!
作者
鷲見 博文 様